スペクトルとスペクトラムどちらが正しいの?とそれほど頻度が多くないが、何度か聞かれたことがある。英語のつづりはSpectrumで同じだ。あまり根拠もしっかりしないまま通常“スペクトル”だよと答えていたが周波数を解析する機器はスペクトラムアナライザと呼ぶとなんとなく気になっていた。 今回このブログを立ち上げるにあたって、改めて調べてみた。スペクトルはフランス語(Spectre)、スペクトラムは英語から来た発音らしい。ほとんどの本(例えば理科年表)ではスペクトルと書いてあるので、スペクトルが優勢かなと思いJISを調べてみた。やはり赤外分光法、太陽電池等ではではスペクトルと書いてある。JISは“スペクトル”と統一しているのかなと思ったが、念のためスペクトラムアナライザを調べてみた。なんとJISでは電気スペクトラムアナライザJIS C 6122-3-2、光スペクトラムアナライザJIS C 6122-5-1等があり、電気計測、通信系ではスペクトラムが一般的に使用されているようだ。でもここでは主に分光に関する記述が多くなるのでスペクトル。ちなみにドイツ語ではSpektrumで発音はスペクトラムに近いようだが、和訳はスペクトル(小学館 独和大辞典、大修館書店 マイスター独和辞典)。
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